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大阪城「豊臣石垣公開プロジェクト」の内容と募金について

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豊臣石垣公開プロジェクトのパネル1

現在の大阪城天守閣は3代目になります。昭和の途中までは、現在の大阪城が豊臣秀吉が築いたものと思われていました。

しかし昭和34年の学術調査によって、地下に今の大阪城とは別の石垣を発見し、そこから今の石垣が豊臣時代とは異なることがわかりました。(大坂夏の陣の敗戦以後、徳川幕府により石垣ともども埋め立てられました)

現在、地下で眠っている石垣を見ることができませんが、施設を作り公開しようというプロジェクトが進んでいます。太閤なにわの夢募金・豊臣石垣公開プロジェクトについてご紹介します。

 

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豊臣大坂城時代の石垣を発見

大坂城前にある豊臣石垣が眠る井戸

1959年(昭和34年)に「大坂城総合学術調査」により、現在の大阪城天守閣前広場の地下9m下に、豊臣秀吉が築いた初代大阪城の石垣を発見します。この石垣は今の大阪城とは異なる野面積み(のづらづみ)の石垣でした。

この野面積みは本丸にある井戸のようなサークルを開けて、下りると見ることが出来るものです(写真参照)。よくテレビでも見かける場所、ブラタモリでも放送されました。

昭和34年に発見された豊臣大坂城石垣が眠る井戸

▲1959年(昭和34年)の調査で発見された豊臣石垣が眠る井戸。現在は鍵がかかっており、下りることができません。

 

その後、1984年(昭和59年)の調査で、重要文化財「金蔵」東側の地下でも高さ6mの野面積みの石垣が発見され、確かなものになりました。

重要文化財・金蔵とその横の豊臣石垣公開プロジェクトの準備中の様子

▲この写真が重要文化財・金蔵。その左側に銀色の柵でおおわれている個所が、1984年(昭和59年)の調査で見つかった石垣。

この2つの発見から、豊臣秀吉が築いた石垣が良好な状態で地下に存在していることが明らかになったのです。その後、この石垣は埋め戻されてしまい、今では見られなくなっています。

そこで今回「太閤なにわの夢募金・豊臣石垣公開プロジェクト」で、金蔵横の1984年(昭和59年)に調査され発見された石垣を一般に見られるように整備しようというプロジェクトがスタートしています。

 

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「豊臣石垣公開プロジェクト」に向けての過去の発掘調査

豊臣石垣公開プロジェクトのパネル1

金蔵横の豊臣石垣は現在銀色の柵に覆われています。代わりに「豊臣石垣プロジェクト」の詳細がパネルになって、これまでの発掘調査の内容を確認することができます。

 

第1期発掘調査

豊臣石垣公開プロジェクトのパネル(第1回発掘調査)

2013年(平成25年)第1期発掘調査(7月8日~10月10日)の詳細。豊臣時代から徳川時代の貴重な遺構が確認されています。

  • 幕末の焼土・焼瓦層
  • 石列、石組溝
  • 詰ノ丸石垣の再発掘状況
  • 新金蔵と元金蔵

 

第2期発掘調査

豊臣石垣公開プロジェクトのパネル(第2回発掘調査)

2014年(平成26年)第2期発掘調査(1月16日~3月31日)の詳細。

  • 豊臣期:詰ノ丸石垣を再発掘、中ノ段石垣の位置を確認
  • 豊臣期:第1期調査で検出した石列の延長部を確認

昭和59年発掘の豊臣詰ノ丸石垣の一部を再発掘し保存状態を確認しました。野面積みであることと、古代寺院の礎石と思われる石材も転用されていることがわかります。

 

第3期発掘調査

豊臣石垣公開プロジェクトのパネル(第3回発掘調査)

2014~2015年(平成26~27年)第3期発掘調査(8月18日~2月4日)の詳細。

  • 金蔵に伴う石列と石組溝の連続を確認
  • 調査区の南東から北西に伸びる徳川期の砂利敷き通路跡を発見

18世紀に築造された砂利や瓦で舗装した通路跡が発見されました。「浪華城全図」という絵にも金蔵と通路が描かれているのがわかります。

 

第4期発掘調査

豊臣石垣公開プロジェクトのパネル(第4回発掘調査)

2015~2016年(平成27~28年)第4期発掘調査(8月18日~2月4日)の詳細。

  • 未調査部分の徳川期と一部豊臣期の発掘調査

雁木基礎部分の設えが、北と南で異なり、分担した大名の違いを示すものがわかりました。

 

「豊臣石垣公開プロジェクト」場所現在の様子

施設ができる場所はまだ工事が始まっていません(2016年11月現在)。

 

「豊臣石垣公開プロジェクト・太閤なにわの夢募金」概要

現在募金をが行われています(2017年3月31日まで[予定])。その寄付金で工事を行い、公開できる施設を設けます。

  • 場所:重要文化財・金蔵横に公開施設を設ける
  • 地上階:ガイダンスルーム
  • 地下階:石垣展示ホール

地上階では「ガイダンスルーム」になっていて、豊臣期の石垣をパネルなどで解説しています。寄付者の名前プレートも設置。

地下階「石垣展示ホール」に下りると、本物の豊臣石垣を見て、触れることができます。保存状態がいい豊臣大坂城の野面積み石垣を実際に体感できるようになってます。

「太閤なにわの夢募金」は、大阪市への寄付になるので、税制上の優遇が受けられます。寄付金に応じて一定額の控除。納税者名義での寄付の申込、寄付手続きを行う必要があります。

私が見学に行った時も「クレジットカードで1万円寄付すると入場が無料になり、ふるさと寄付金のと苦言もゲットできます」という掲示を見かけました。

寄付金と募金特典

  • 1万円以上:太閤通宝(記念メダル)、ミュージアム御招待証(個人のみ)
  • 10万円以上:太閤通宝(記念メダル)、ミュージアム御招待証(個人のみ)、施設内に氏名掲示、先行内覧会に特別招待、市長感謝状
  • 100万円以上:太閤通宝(記念メダル)、ミュージアム御招待証(個人のみ)、施設内に記念芳名板掲示、先行内覧会に特別招待、市長感謝状、記念品(個人のみ)

オリジナル記念メダル「太閤通宝」は丹銅製、直径27mm、1枚ずつシリアルナンバーが付いています。ぜひ実現させましょう。

募金方法

募金方法は、ゆうちょ銀行や郵便局の振込機能付きATM、貯金窓口より、千円単位で振り込めます。入金確認後、大阪市より受領証が届きます(振込日の2~3か月後)。

 

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